初めてのアクションカメラ
前回書いたとおり、年末にロードバイクの走り納めをした。
しばらく外で乗っていなかったことも理由だったが、別の理由もあった。
アクションカメラをロードバイクに使ってみたかったのだ。
人生で初めてのアクションカメラだ。
1ヶ月ほど前、知り合いからアクションカメラをもらった。
去年買い換えて、このカメラは不要になったのだという。
ソニーのHDR-AS200Vという機種で、5年以上前に発売されたモデルらしい。
モデルの古さはどうでもいい。
以前から使って見たいと思っていたので、譲ってもらえるだけで大感謝。
アクションカメラとアクセサリ類を新品で揃えると、機種にもよるが、5万円以上必要だろう。
とてもお試しで買うには高すぎる。
だが、YouTubeでツーリングの動画を見ていると、自分でも撮ってみたくなるのだ。
だから、古いモデルとはいえ、手に入ったことがすごく嬉しかった。
予備電池に豊富なアダプタ類と、必要なものはすべて揃っていた。
逆に、こんなにたくさんのアダプタ、本当に使ったのか、と思ったほどだ。
あとは使い方。
オンラインの取説で録画に必要な手順は確認できた。
さあ、自分のロードバイクに装着して動画を撮ってみよう。
と思っているうちに1ヶ月が経ってしまったのだ。
やはり、師走ともなると、慌ただしく過ごしているうちに、時間があっという間に経ってしまう。
さて、肝心の動画だ。
内容は、揺れる景色と、自分の荒い呼吸だ。
画面は少し傾いたままだ。
そう、このアクションカメラにはモニタが無いのだ。
これでは、現地で撮れ具合を確認して角度を調整したりできない。
なるほど、これは結構致命的だ。
もうひとつ気になったのは、ファイルサイズだ。
20分の動画で4GB。
そのままPCに保存するには大きすぎる。
まあ、そう何度も観ることは無いと思うので、削除が妥当なのだろうが。
と、そう感じつつGoProのことを調べていると、サブスクの容量無制限のクラウドバックアップが目に入った。
なるほど、アクションカメラユーザーの心を掴んでいるに違いない。
本気で動画撮影をするなら、GoProを買わないと、と思わせる。
と、いろいろ不満はあったものの、もう一度動画を見返してみる。
間違いなく言えるのは、人様に見せることができるシロモノではないということだ。
しかし、自分の走りを一人称視点で観るというのは、単純に面白い。
なにが面白い、と説明できるわけではないが、つい見入ってしまう。
敢えて言うなら、自分が頑張って走っているときに見ていた景色が、いま自分の目の前に完全再現されていることだろう。
その時の自分の気持も蘇ってくるようだ。
単なる記憶だけでは、こうはいかない。
断片的な映像が頭の中に浮かんでくるだけだ。
これが映像の威力なのだろう。
いくつか不満はあったものの、面白さのほうが勝った。
次回も撮ってみよう。
編集もしてみようかな。
もしかして、沼にハマりかけているのだろうか・・・