自分にとっての最高のコーヒー
豆の選び方とか、プロ並のコーヒーの淹れ方とか、そういう話ではない。
自分が良ければ、もっといい加減でいいんじゃないか、という話。
私は毎日コーヒーを飲む。
平日はマグカップに3杯、休日は5杯ぐらいだろうか。
自分の好みの銘柄は、香りと味が身体に心地いいと思う。
好きとはいっても、別にガチのコーヒーマニアではない。
豆の銘柄は選ぶが、買うのは毎回セール品だし、焙煎して挽いたものを買ってくる。
焙煎も、挽き具合も「普通」だ。
しかも、安物のコーヒーメーカーで淹れる。
コーヒー好きといっても、人によってこだわるところは様々だろう。
自分で焙煎したり、挽いたり、高級豆にこだわったり。
そうすれば、より美味しいコーヒーが飲めるのは分かる。
しかし、私はめんどくさがりなので、手っ取り早く美味しいコーヒーを飲みたい。
お金もあまりかけたくない。
買うのは、もともと安めのものが、さらにセールになっているものだ。
探せば、酸味、苦味、甘み、コク、香りのバランスが自分の好みにあう低価格の豆がある。
缶コーヒー1杯分の値段でマグカップ5杯は飲める。
高級な銘柄を買ったことがある。
確かに美味しかった。
ただ、もったいなくて、ゴクゴク飲めない。
少しずつ味わっているうちに冷めて、美味しくなくなってしまった。
貧乏性の私には、高級豆は合わないのだった。
世の中には、これが最高のコーヒー、みたいなのがある。
しかし、自分が満足できていたら、それが自分にとっての正解なのだと思う。
私にとっての最高のコーヒーとは、手っ取り早く、安く、程々に美味しく、ゴクゴク飲める、だ。
さらに、自分が淹れたコーヒーを美味しいと言ってくれる相手がいたら、超正解だ。