柚子ジャムとパウンドケーキ
いつも、夕食後には、デザートというほどのものではないが、お菓子を食べる。
今日は、パウンドケーキである。
添加物を一切使用せず、シンプルに作った、素朴なパウンドケーキである。
世の中にはもっと美味しいパウンドケーキがあるだろうとは思う。
だが、「ふつうに美味しい」
これが、いつも食べたくなる味なのだと思う。
今日は、チョコバナナのパウンドケーキと、小松菜のパウンドケーキである。
そのままでも美味しいのだが、ここに、昨日作った柚子ジャムを乗せてみた。
うまい!
パウンドケーキの優しい甘さに、柚子果汁の酸味と、皮の苦味が合わさって、豪華な大人の味になった。
やはり、ジャムを作るときに皮を入れて正解だった。
皮を入れる場合、一度茹でてから果汁と合わせて煮込まないといけないので、面倒くさい。
しかも、千切りにしたり、みじん切りにしたりと、これで美味しくできなかったら踏んだり蹴ったりである。
正直なところ、この手間の分、ほんとうに美味しくなるのかな、と思いながら作っていた。
いまになってみれば、ちゃんと手順通りに作ってよかった、とつくづく思う。
あと、驚いたのは、洋風の味が和風に変わったことである。
少しあった脂肪分のくどさが、きれいに消え去り、和菓子になったように感じた。
しばらく楽しめる。