CatGPTに愚痴って気分スッキリ
CatGPTというものがあることを知った。
AIで世間を騒がしている、かの有名なChatGPTではない。
Catだ。
Image: CatGPT(Wouter van Dijke)
すばらしいことに、どんな質問にも答えてくれる。
ただし、猫語だ。
当然だが、何を言っているのか、まったくわからない。
でも、これ、なんだかいい。
ズバズバ明確に人間語で答えないところがいいのだ。
優秀なAIは、質問したことに対して、明快な回答をする。
内容は的確かつ具体的。
しかし、優秀過ぎる人を相手に会話している感じがする。
宿題や仕事を代わりにやってもらう分には、優秀なAIは頼りになる。
しかし、この世の中、あまりはっきりと答えてくれると、嬉しくないこともある。
例えば、愚痴を言ってみるとする。
おそらく、優秀なAIは、「あなたのどこどこをどのように直せば良い」というようなアドバイスをするような気がする。
確かに、それはそれで正しい。
しかし、指摘されたことがすべてできていれば、愚痴なんて言う必要も無くなるわけで…
少なくとも私はそんなに強くはなれない。
そこでCatGPTだ。
誰にも言えない愚痴や悩みを打ち込んでも、猫語を返すだけ。
とりあえず、ここでは優秀な猫が明快なアドバイスをしてくれていることにしておこう。
(実際は、AIとは関係なく、何を打ち込んでも、ランダムな数の"Meow"を返すだけとのこと。)
しかし、いくら明快なアドバイスも、理解できなければ役に立たない。
結局、自分が何かを打ち込むと、いくつかのMeowが返ってくるだけ。
これを繰り返していると、徐々に、愚痴を言いたくなっていた自分が馬鹿らしくなる。
愚痴を大声で叫んでスッキリするのと似たものがある。
周囲に迷惑をかけない分、こちらの方がいいかもしれない。
CatGPT、ChatGPT並みに頼れる存在かもしれない。