福袋買う人 買わない人
ようやく今年の業務が終了した。
最終日も午後になると、職場の大掃除が始まる。
そんななかの午後3時の休憩時間ともなると、今年もほぼ終わった感が丸出しだ。
3人で休憩しているときに、福袋の話題が出た。
話していると、3人とも性格がまったく異なることがわかって、面白かった。
私以外のふたりをAとBとしよう。
Aは、無駄が大嫌い派だ。
福袋は買いたいが、内容が完全にわかっていて、入っているもの全部が使いたいものでなければ買わない、という。
昨年は、フライパンと鍋のセットが入った福袋を買ったという。
かなりの堅実派だ。
間違いない。
Bは、無駄が大好き派だ。
福袋を買うという、その行為が楽しいという。
今年は、抽選に当たらないと買えない福袋に申し込んだという。
ただ、欲しい物がそんなに入っているわけではない。
しかも、当選しても、買うかどうかはわからない。
なぜ申し込んだのかと聞くと、抽選に申し込むことが楽しいのだという。
なるほど、そういう楽しみ方があるのか。
さらに聞くと、「福袋という名の挑戦」をがっつり受けるらしい。
というか、毎年受けているらしい。
今年は価格帯が3種類あり、3種類とも買うという。
Bにとっては無駄なものしか入っていない。
ただ、1年に1度は無駄にお金を使いたいらしく、そのお金をかける対象が、この福袋らしい。
ちょっと理解できなかった。
私はというと、福袋買おうかな、と考えているうちにシーズンが終わってしまう。
中味が分かっていても、これ使うかな、どうかな、と考え続けてしまう。
変に悩んで機会を失ってしまう性格なのかもしれない。
ただ、メリットもある。
自宅にモノが増えない、ということだ。
自宅からモノを減らすというのは、意外と精神的ストレスが発生する。
福袋に関しては、3人の中で、Bが純粋に楽しめている感じがして、羨ましくなった。
私は悩むだけなので、3人の中で一番損しているような気がする。
もっと人生楽しまないと損だな、と感じさせられた。
来年は、無駄に悩まないことを目標にしようかと思う。