ほげほげけびんの日記

日々の出来事や感じたこと、考えたことを綴っています。

「すぐやる」ができるのも、状況やモノによりけり


ここのところ、自己啓発本が流行っているようだ。

そのなかで、なんでもすぐやろう、って本が目立つ。

どちらかというと、テクニックに関する内容かもしれない。

内容は大きくふたつに分かれる。

自分の将来の目標を実現させるために行動することを狙ったもの。

もうひとつは、日々のこまごましたタスクを効率よくこなすことを狙ったもの。

今回は、後者についての話だ。

 

ある本の著者は云う。

やる気なんてものは、もともと存在しないのだ。

手を動かしさえすれば、身体が動くようになる。

だから、何も考えずに手を動かしてしまえばいいのだ。

 

こんな簡単なことですべて解決するなら、誰も苦労しないと思う。

私の経験上、その動くきっかけとなる「手を動かす」が難しかったりする。

 

例えば、やらなければならないことが、やらされ感満載の仕事だとしたらどうだろう。

本来なら他の部署が担当すべき仕事を延々と押し付けられる。

やる気というものが仮に存在して、数値化できるとすれば、マイナス状態だ。

少しでもやらされ感が芽生えてしまうと、大きくなる一方になる。

なにしろ、自分の仕事じゃないから、いくらやっても成果にならない。

「手を動かす」のが苦痛なのだ。

世の中の多くの人も、もしかしたらこの苦痛を感じているのかもしれない。

 

実は、いまの私がこのような状況にある。

組織の一員である以上、ひとりで状況を変えることはできない。

みなさんは、このような状況に置かれた場合、どのように対処するのだろうか。

 

私は、できるだけストレスを感じないように、いまの状況をやり過ごすようにしている。

給料をもらっている以上、やらない訳にはいかない。

かといって、気合いを入れてやる気にもなれない。

そこで、私はストレスを感じる仕事と感じない仕事を交互にしている。

やる気が出るような仕事をして、ストレス度が減ったところで、嫌な仕事をする。

ストレス度が上がってきたな、と感じたところで、違う仕事に切り替える。

 

ある程度の裁量が認められているからこそできることなのかもしれない。

しかし、案外同じようなことをしている人は多いのかもしれない。

 

以前、子供の背中にあるスイッチをONにすると、子供が急にやる気モードになる、というCMがあった。

世の中の社会人は、あのCMを観て、あのスイッチが自分にもあったらなぁ、と思ったのではないだろうか。

すくなくとも、私は真剣にそう思った。