ほげほげけびんの日記

日々の出来事や感じたこと、考えたことを綴っています。

虫歯じゃないのに歯痛?

昨年末、歯痛に襲われた。

結果、虫歯ではなく神経の炎症だった。

虫歯でなくても歯痛は起こりうるのだった。

歯痛の原因のひとつとしての神経痛とはなにか、を書きたい。

 

いま思い返すと、前兆があった。

金属の被せ物をした歯がしみるようになったのだ。

そのときは、冬で水が冷たい季節になったこともあり、そのせいでしみるのかな、と放っておいた。

 

晦日、その歯に激痛がするようになった。

虫歯がひどいときの、まさにあの痛みだ。

治療できてなかったのか、とまず歯医者のヤブさを疑った。

治療して数ヶ月しか経っていなかったからだ。

しかし、そんなことを考えてもしようがない。

この痛みをどうするかを考えないと。

歯医者は年末年始はお休みだからだ。

 

このときの歯痛とは、このようなものだった。
食事の時、噛むと上下の歯が当たるが、このときに激痛が走るのだ。
歯が当たった瞬間、神経を針で刺したかのような、鋭い痛みが一瞬走る。
その後、その痛みが徐々に和らぎながら、周囲に拡がっていくのだ。
この歯は右下の、前歯と奥歯の中間の歯だったのだが、ひどくなると、右側上下の歯茎全体がジンジンして、どの歯が痛んでいるのかが分からなくなるほどだった。

ここで気になるのが、いつ歯医者に診てもらえるかだ。
歯医者のウェブサイトを確認すると、1月5日まで休業日だ。
したがって、痛みだした日を含め、最低6日間、この痛みをどうにかしなければならない。
最悪の年末年始だ。
死ぬことはないが、一年で最も静かに過ごしたいこの時期を、激痛と過ごさなければならない。
ぐうたらするために買い込んだ菓子類がムダになるではないか。
いろいろ料理もしようと考えてもいたのに。

 

ここで現実に戻った。
痛みをどうにかしなければならない。
もっとも簡単なのは、痛み止めの薬を飲むことだろう。
家中の薬をかき集める。
以前、虫歯の痛み止めとして買った薬と、歯医者でもらった薬が出てきた。
薬は足りそうだ。

 

私は薬をできるだけ飲みたくない性格だ。
薬を飲む回数をできるだけ減らし、できるだけ弱い薬で対処したい。
歯医者でもらったのは、ロキソニンと同じ成分で、強い薬だ。
そこで、もう一方の薬、妻おすすめのバファリンルナiを飲むことにした。
こちらはアセトアミノフェンが含まれており、ロキソニンほど効き目が強い薬ではない。
鎮痛効果は、痛みの伝達に作用することによるという。
飲む頻度は、就寝時と朝の2回とした。
食事時と就寝時に痛みが抑えられればいい。
夕食後に薬の効き目が切れそうだが、我慢しよう。

 

こんな状態で、年末年始は最低限の飲食で過ごすこととなった。
非常に寂しい限りだが、暴飲暴食の正反対であり、健康にいい過ごし方だった。
また、昼間は痛みを紛らわせるために、ローラーで汗をかいた。
歯痛のおかげで、身体を鍛えることもできた。
なかなか、この季節に大汗をかくことはできない。

 

結局、歯医者に診てもらえたのは、1月7日の午後だった。
外観検査、X線検査の結果、歯に異常はなかった。
医者が言うには、冷たさのような刺激が歯の神経に加わると、刺激の程度が強い場合に神経が炎症を起こすことがあるという。


こうなると、神経は歯痛と同じ状態となり、炎症が治まるまで痛みが続く。
こういうときは、神経の炎症を鎮める薬を飲むのが最も効くということだ。
代表的な薬はロキソニンだという。
家にあったのに。
さっさとロキソニンを飲んでおけばよかったのだ。

 

虫歯はできるだけ早く治療する必要がある。
ただ、しばらく歯医者に診てもらえないときは、神経の炎症を鎮める薬を飲んでみるのも手だということがわかった。
もし、ただの神経の炎症であれば、これですぐにラクになる。
もちろん、歯医者に診てもらわなければならないのはもちろんだ。